まもなくお盆ですね。南島原にも、県外から帰省されるご家族の車が増えてきました。
この時期、私たちの工場にも「お盆に家族で食べるので」というご注文が多く届きます。ご実家に持って帰る方、迎える側で用意される方。どちらのお話をうかがっても、そうめんという食べものが、家族の集まる食卓によく似合うのだなと改めて感じます。
大きな器に、山盛りのそうめん。氷を浮かべて、みんなで箸をのばす。誰かが「取りすぎ」と笑って、また誰かがおかわりをする。特別なごちそうではないけれど、あの光景を思い出せる方は多いのではないでしょうか。
私自身、子どものころの夏の記憶は、祖母がゆでてくれたそうめんと結びついています。ゆで上がりを冷水でしめる、あのシャッという音。台所から漂ってくる、めんつゆの香り。味そのものより先に、音や匂いのほうを覚えているものです。
そうめんは、主役になろうとしない食べものだと思います。でも、その場にいた人のことや、交わした言葉を、ずっと後まで連れてきてくれる。私たちが日々そうめんを作っているのは、その一皿が誰かの記憶に残ることを願っているからです。
驚きと感動の手延べ麺で幸せをつくる。
今年のお盆も、ご家族の食卓に、野内製麺のそうめんをお供させていただけましたら幸いです。
ゆで時間は約1分30秒〜2分。冷水でよくもみ洗いしていただくと、コシがぐっと立ちます。人数が多い日は、少しずつ小分けにしてゆでるのがおすすめです。
みなさま、どうぞよいお盆をお過ごしください。